□ワールド・ワイズ・ジャパン代表 LOGOSプロジェクト主幹・濱口理佳
■産業全体としての視点持ち「自律」を
さまざまに課題が突きつけられる遊技業界だが、さて、産業全体としての視点がどれほど重要か。業界におけるデファクトスタンダードとして広く認知される「DK-SIS」(ダイコク電機提供)のデータを見ると、粗利規模が2008年の数値からちょうど1兆円減っている。この状況は「厳しいから仕方がないね」で済む話ではない。
粗利規模の縮小は、納税額が減ることを指す。また、産業規模が縮小すれば、もちろん雇用も減っていく。それらのボリュームが小さくなる事実は、社会に対する業界の影響力が低下することを示している。意外とこのことが軽視されているような気がしてならない。
早急に「産業の存続と規模の維持」にフォーカスせねば、本当に余暇産業の雄としての座を追われることになる。その危機感を業界全体が共有し、遊技機市場のシフトに向けて速やかに対応を重ねていく必要に迫られているのに、いまだ責任論に終始する人もいる。何度もいうが、業界を挙げてやるべきことは業界内での足の引っ張り合いではなく、「産業の危機を乗り越えるために必要なことは何か」を業界に携わるすべての人々が考え、共に最善策を模索し、少なくとも現在のファン数と産業規模を維持するための方法論を確立することだ。