日本遊技機工業組合(日工組、理事長・金沢全求氏)は25日、東京都中央区の三洋物産東京本社で「ちょいパチ」の業界メディア向け発表会を開催した。
「ちょいパチ」とは、大当たり確率が40分の1よりも甘く、スタート賞球も5個以上という、パチンコの魅力の一つである大当たりをより身近に体感できるスペックの遊技機。業界を挙げて取り組む遊技産業活性化委員会(下部組織の遊技産業活性化委員)で構想が持ち上がり、パチンコホール関連5団体に対し、日工組として提案したという。当日は、適合前の参考出展機種を含む11機種の「ちょいパチ」が展示された。
あいさつで金沢理事長は「初めて遊技して、大当たりを体験できなければ、パチンコはお金が掛かるだけの遊びだと捉われてしまい、次から足を運んでくれなくなる」と現在の業界が抱える課題を指摘。ビギナーでも安心・安全に遊ぶことができる環境の構築は急務とし、「ちょいパチは、短時間での遊技を目的としているプレーヤーや低額投資でパチンコを楽しみたいプレーヤー、未経験者でも安心して楽しめるのが特徴。パチンコの新たなジャンルとして提案させていただく」と述べた。
販売スケジュールは、第1弾として6月中旬のパチンコホール導入を予定。以降、第2弾(7月中旬)、第3弾(8月中旬)と、順次リリースしていくという。なお、市場への定着・ファンへの浸透を目的に「ちょいパチ~」で始まる機種名の統一をはじめ、業界を挙げて導入・稼働プロモーションを展開。パチンコホールの一つのコーナーとして機能することを目指す。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)