日本遊技関連事業協会(日遊協、会長・庄司孝輝氏)は9日、通常総会後の懇親会の場に「ちょいパチ」コーナーを設置。多くの来賓が訪れるなか、当該機の市場への普及促進に努めた。
遊びやすいパチンコについては、遊技産業活性化委員会の遊技機検討ワーキンググループで議論を重ねてきた。そして今般、日本遊技機工業組合(日工組、理事長・金沢全求氏)が提唱する形で「ちょいパチ」が実現した。これは、大当たり確率が40分の1より甘く、ヘソへのスタート賞球が5個以上という、大当たり体験をより身近に感じられるスペックの遊技機。日工組の複数のメーカーが型式を同時にリリースする。パチンコホールでの設置がしやすいことを想定したものだが、継続的にリリースすることで、一般のプレーヤーにも関心を示してもらい、普及につなげていく構えだ。適合状況は、現在(総会開催時点で)11メーカー14型式が適合。販売価格は、各社リユースなどいろいろな施策を講じ、低価格で提供できるようにしている。なお、日遊協として、このちょいパチへの取り組みを支援するために遊技機委員会が中心となって普及活動に着手。同協会では、4月より全国各支部単位での「ちょいパチ説明会」を実施し、6月8日からは「同導入説明会」をスタート。ちょいパチ導入を考えているパチンコホールを対象に参加を呼びかけている。
現在、遊技業界では、のめり込み対策の一環としての射幸性抑制に向けた遊技機シフトと、いわゆる遊技機問題の解決に向けて業界を挙げて尽力。より多くの人々に支持される大衆娯楽の実現に余念がない。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)