【兵庫発 輝く】モリタ 国内半数を生産 アジア最大級の消防車工場 (1/5ページ)

2016.7.21 05:00

シャシレス工程で消防車が生産されている三田工場。秋から1、2月ごろが繁忙期にあたる=兵庫県三田市テクノパーク
シャシレス工程で消防車が生産されている三田工場。秋から1、2月ごろが繁忙期にあたる=兵庫県三田市テクノパーク【拡大】

  • 中島正博会長
  • 「13mブーム付多目的消防ポンプ自動車」

 全国の火災現場に出動している半分が、この会社の消防車といっても過言ではない。はしご車やポンプ車の製造メーカー「モリタ」(兵庫県三田市)。同市内の工業団地「北摂三田テクノパーク」の一角には、“アジア最大級”といわれる消防車工場が立地する。敷地面積は東工場と西工場を合わせた「三田工場」で約5万7000平方メートル。ここでは国内シェアの約55%を占める年間約700台が生産され、各自治体の消防署や企業、海外などに出荷される。

 ◆オーダーメード対応

 旧「モリタ」は、消防車の製造だけでなく防災関連事業を広く手掛けていたが、効率化のため大阪府内の3カ所に点在していた工場を、舞鶴若狭自動車道の三田西インターチェンジ(IC)から車で約5分の好立地に集約。2008年4月から、現在の三田工場として稼働し始めた。同じ年の10月、モリタホールディングスを設立、持ち株会社制に移行。事業を分社化し、主力のポンプ事業を担う現在の「モリタ」が立ち上がった。

 三田工場ではポンプ車とはしご車を生産。水と消火薬剤に圧縮した空気を合わせて発泡させ、少量の水でも高い消火性能を持つ最新鋭のポンプ車や、高層ビルでの救助を想定した30メートル級はしご車、救急車としての機能を併せ持つ消救車など、そのほとんどが各自治体の消防署に納入される。

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