
ジョンソン・エンド・ジョンソンチーフ・ダイバーシティ・オフィサー(CDO)ワンダ・ブライアント・ホープ氏【拡大】
■ジョンソン・エンド・ジョンソンが世界で取り組み
性別、年齢をはじめ、経験や家庭環境など、人それぞれの違いを受け入れ、尊重することから豊かな発想が生まれ、組織の活性化が図られる。医薬、医療機器、ヘルスケア関連製品の多国籍企業、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」を最重要課題に掲げ、多様な人材を活用するダイバーシティを推進し、個を組織の中に一体化しながら開花させるインクルージョンをグローバルに展開する。最近では、アカデミックに研究されている「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」というテーマに焦点を当て、深化の歩みを進めている。
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□ジョンソン・エンド・ジョンソン チーフ・ダイバーシティ・オフィサー(CDO) ワンダ・ブライアント・ホープ氏
■「無意識の偏見」に気づき、さらなる推進
J&Jは性別、年齢、民族、出身、障害の有無、業務経験、職位、家族の状況など多様性を尊重し、豊かな発想や考えをサポートしてきた。チーフ・ダイバーシティ・オフィサーを務めるワンダ・ブライアント・ホープ氏は「D&I」を掲げる同社の中心的存在として活躍する。
「J&Jは世界で10億人に製品を提供し、ご利用いただく方は多様なニーズと文化を持っています。グローバル企業としてニーズと文化を深く理解し、常に革新的なソリューションを提供していたいと考えています。それを実現するためには多様性を重視し、包括して生かしていく考え方がより必要になり、D&Iを事業の基本として世界で取り組みを展開しています」