高齢者を癒やす赤ちゃんロボット ニュー・ライフ・フロンティア

「スマイビS」
「スマイビS」【拡大】

 ミサワホームグループで高齢者の住まいに関する情報提供を行うニュー・ライフ・フロンティア(東京都中央区)は、高齢者向けの赤ちゃんロボット「スマイビS」を発売した。

 1歳前後の乳児を想定して開発。実際の赤ちゃんの笑い声や泣き声を使用しているため癒やし効果が期待できるほか、表情や声などからその感情を自分なりに解釈したり、「面倒を見なくてはならない」という意識が芽生えるようにする。これによって認知症予防にもつながるとみており、実証結果でも「うつ状態」の改善がみられた。

 また、実際の乳児より軽く小さいサイズにすることで、高齢者でも抱きやすいようにした。ダイヤル式のつまみで電源のオンオフや声の大きさ調整ができるなど、操作性にもこだわっている。製造は自動車部品メーカーの東郷製作所(愛知県東郷町)が行う。価格は15万1200円。