□カルビー アメリカ発のスナック菓子「ハーベストスナップス」
■野菜売り場に陳列 ヘルシーさが人気に
各地で猛暑日を記録する暑い日が続いている。仕事帰りに冷えたビールで一息という人も多い季節。ポテトチップスなどは、ビールの手軽なおつまみの定番だ。今回の「これは優れモノ」は、米国発のスナックを取材した。
◆食事の付け合わせとして
「米国のスーパーでは、この商品は主に野菜売り場などにも陳列されています」と話すのはカルビーマーケティング本部の小代剛さん(31)。この商品こそ「ハーベストスナップス」。もともと日本で発売されていたスナック菓子「さやえんどう」を米国マーケット向けにリニューアルしたもの。
2015年から現在の商品名で販売したところ、食事の際の付け合わせの食品として購入する人を中心に人気になった。
「米国人にとって、スナック菓子の豆も野菜という認識の方が多く、このスナックをランチボックスに入れたりする人も多いようです」と小代さんは日米での消費者の受け取り方の違いを説明する。
米国でもプレッツェルなどのスナックは、ビールのおつまみとして親しまれているが、日本人からすると、塩味がきつかったり、味が濃厚と感じたりすることも多い。
「この商品は味が濃すぎず、塩味もほどほどなので、米国では健康食品的なイメージでとらえている人も多いようです」。日本人からするとお菓子の一種に見えるのだが、健康志向の米国人からすると、さやえんどうの形で、豆の味がするので、ヘルシーなスナックとして受けているそうだ。