
ファマリー創業者の藤井悠夏氏【拡大】
□ファマリー創業者・藤井悠夏氏
写真撮影の予約サービスを展開するFamarry(ファマリー)を、創業者である藤井悠夏氏は世界で最も幸せな企業と呼ぶ。顧客層が結婚を間近に控えたカップルであることを考えれば、本当にそうなのかもしれない。
幸せな企業の裏には、日本のウエディング業界を長年牛耳ってきた結婚式場とフォトスタジオの連合をディスラプトする攻撃的な計画がある。テクノロジーと人口構成の変化が高い壁に小さな割れ目を入れ、ファマリーはそれを足掛かりに写真撮影の業界全体を良い方向へ変革しようと意気込む。
◆前撮りに着目
--どんなサービスですか
「一言でいえば、ウエディングフォトを撮影するフォトグラファーを検索して仕事を依頼できる、クラウドソーシングサービスです。日本では現在約65万組のカップルが結婚しますが、その約半数が、結婚式当日とは別に写真撮影をするいわゆる前撮りを行っています。それが、私たちが目を付けた市場です」
--ロマンチックな場所に行って美しい風景を背に、写真を撮るんですね
「そうです。結婚式当日に撮影を担当するフォトグラファーは結婚式場によって手配され、カップルに選択肢はないのが普通です。しかし、前撮りに関しては友達からの紹介や口コミで決めたり、インターネットで検索したりする人が多くなっています」
--結婚を控えたカップルに対するマーケティングの方法は
「インスタグラムを活用しています。写真共有専用のSNSアプリなので、私たちの用途に完璧に合っています。プロモーションももちろん行いますが、ユーザーのほとんどが撮影した写真をみんなに見せたいと思っているので、インスタグラムが現代版口コミとして機能します。ファマリーのサービスを知ってもらいやすいですし、カップルが依頼したいフォトグラファーを見つけるのも簡単です」