一般財団法人の食品安全マネジメント協会は9日、日清製粉の鶴見工場(川崎市)が6日付で日本発の食品安全管理規格の認証を取得したと発表した。この規格は官民が連携して国際的な承認を目指しており、認証を取得した企業は初めて。
日本発の規格「JFS-E-C」は、既にある海外の国際規格の内容に「現場からの改善提案の活用」と「食品偽装防止対策」を追加した厳しい規格と位置付けられている。日清製粉グループ本社の広報担当者は「品質管理や食品安全の強化を図れる」と話している。
日本の規格が国際的に通用する規格になるには10件以上の認証実績が必要で、ほかに導入する動きが広がるかが焦点だ。