リバネスと浜野製作所が共同でベンチャー育成支援 (1/2ページ)

「ガレージスミダ」に入居するチャレナジーの清水敦史社長(中)、同社を支える浜野製作所の浜野慶一社長(左)、リバネスの丸幸弘CEO=東京都墨田区の浜野製作所
「ガレージスミダ」に入居するチャレナジーの清水敦史社長(中)、同社を支える浜野製作所の浜野慶一社長(左)、リバネスの丸幸弘CEO=東京都墨田区の浜野製作所【拡大】

 ■起業ノウハウとものづくり融合

 起業支援のリバネス(東京都新宿区)と金属加工を手掛ける浜野製作所(同墨田区)は、共同でものづくりベンチャーを育成支援する。リバネスの持つ起業支援ノウハウと浜野製作所のものづくりの技術とを融合させ、浜野製作所内にあるものづくりベンチャー支援拠点「ガレージスミダ」に国内外のベンチャー企業を呼び込む。リバネスの丸幸弘CEOは「常時、30社程度を受け入れ、1~2年後には2~3社がここから世界へ巣立ってほしい」と話している。

 浜野製作所はリバネスを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本金を1000万円から1500万円に増やした。

 リバネスは、ユニークなアイデアや事業化プランを持つ国内外の起業家に、浜野製作所のガレージスミダへの入居を呼びかける。浜野製作所は技術面だけでなく、ガレージスミダを本社所在地として登記するなど、会社設立をサポートする。同時にリバネスもベンチャー企業に投資する。

 シンガポールなどでは、社会的課題を解決できるアイデアをもとにしたニュービジネスが次々と立ち上がっている。ただ、特許や資本などはあるが、ものづくりの基盤がないことが課題とされている。

2014年春に開業した「ガレージスミダ」にはユニークなベンチャー企業6社が…