メタンハイドレート資源量試算 日本海側の「表層型」 6億立方メートル

 経済産業省は16日、次世代エネルギー資源メタンハイドレートについて、日本海側の比較的浅い海底下にある「表層型」の資源量を調査した結果、新潟県上越沖の集積地1カ所で、メタンガス換算で約6億立方メートルの存在が見込まれることが分かったと発表した。日本のガス消費量で約2日分に相当する。表層型の資源量を試算するのは世界初。

 2013~15年度にかけ日本海側にある表層型のメタンハイドレートを調査した結果、存在が有望視される地点が1742カ所あることが分かった。ただ、分布が連続しておらず、海域全体の資源量を調べるのは難しいと判断。比較的大規模な上越沖の集積地1カ所にしぼって今回試算した。

 メタンハイドレートは天然ガスの主成分メタンと水が結合した物質。太平洋側にある「砂層型」は10年弱分の資源量が見込まれ、既に産出試験にも成功した。

 ただ、日本海側の表層型は海底表面や海底下数十メートルの比較的浅い場所に塊の状態で存在し、大規模な回収は「技術的に相当な困難が伴う」(経産省幹部)。このため資源量の把握も遅れているのが現状だ。経産省は資源量調査に今回で区切りをつけ、回収技術の開発に本腰を入れる構えだ。