「レトロ自販機」絶滅の危機 うどんやハンバーガー…希少価値で遠方から来客も (1/3ページ)

佐原商店のうどん・そば自販機。40年以上にわたって人々に親しまれた=3月7日、秋田市
佐原商店のうどん・そば自販機。40年以上にわたって人々に親しまれた=3月7日、秋田市【拡大】

 温かいうどん・そば、トーストサンド、ハンバーガーを販売する「レトロ自販機」が懐かしいデザインや味が受け、人気を集めている。1960年代半ばから80年代に設置され、地元の住民やトラック運転手などに利用されてきたが、今では全国で100台程度しか稼働していない。希少価値が高まる一方、老朽化や閉鎖店舗の増加で、レトロ自販機は絶滅の危機にある。

 群馬県みどり市の国道122号沿いの山奥にある丸美屋自販機コーナー。11台の自販機が並び、地元の「ひも川うどん」などを販売する。平日は近隣の住民やドライバーの利用が中心だが、週末は遠方からも食べに来るという人気スポットだ。

 人手をかけて

 うどん・そばの自販機は、お金を入れると、下調理済みの丼麺を湯切りして25秒で高速調理する。全国的に値段の相場は200~300円程度と安い。昔の自販機のため、五百円玉は利用できない。

 山奥の自販機小屋まで、わざわざ遠方から食べに来る人が現れるなど一部で人気を集めている理由について、「昭和レトロ自販機大百科」の著者の越野弘之氏は「古いものに敏感で、なくなる前に食べておきたいと思う人が多いからだ」と話す。

昨年、NHKの「ドキュメント72時間」で秋田港近くの…

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