【“遊技”の進化に挑む 藤商事の50年】(4-3) (1/3ページ)

2016.9.30 05:00


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  • パチンコ機の開発会議。専務時代の松元邦夫氏もメンバーに加わっている
  • パチンコとマージャンのゲーム性を融合した「玉式じゃん球」
  • 初のマイコン搭載遊技機。全自動じゃん球「ジャン・マジコン」
  • 大ヒットを記録したアレンジボール「アレジン」
  • パチンコ第1弾「スリングショット」
  • パチスロの開発もスタート、総合遊技機メーカーへパチスロ適合の第1弾「ジャングルジェーン」

 ■「100年企業」キーワードに未来切り開く

 □代表取締役社長 井上孝司氏

 日本を代表する大衆レジャーであるパチンコ・パチスロにおいて、藤商事は遊技機メーカーとして、創立以来50年の歴史を刻んできました。その間、社会情勢や価値観の変化を理由に、遊技業界は幾度となく苦境に立たされ、しかしながら何度もこれを乗り越えて参りました。

 ◆価値観の変化に対応

 日本生産性本部が発行するレジャー白書によると、1995年に売上高30兆円であった市場規模が、2015年には約23兆円にまで縮小。推計参加人口は1000万人を維持しているものの、現場を見る限り、若年層を中心としたパチンコ・パチスロ離れは深刻化しつつあると言わざるを得ません。ただし、これは何も遊技業界に限ったことではなく、少子高齢化の加速やレジャーの多様化、さらには若年層世代におけるライフスタイルの変化に起因しています。自動車業界でさえ、若者のクルマ離れを問題視しつつも、なかなか止めることができないのが現状です。これまでの産業規模を維持するためには、時代の流れ、人々の価値観の変化を真摯(しんし)に受け止め、そういう人々も参加したくなる魅力を持ったレジャーへとシフトする必要があります。

 じゃん球からアレンジボール、パチンコ、パチスロまで、移り変わる時代、変化する業界にあって、藤商事はオリジナリティーあふれる遊技機を創造するメーカーとして次々と新たなステージを切り開いて参りました。このスタンスを支えているのが、「人のやらないことをやれ」「信念を持ってあきらめない」という創業時から継承されるDNAです。

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