化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングスは4日までに、スキンケア化粧品を扱う子会社2社の全株式をそれぞれ12億円で売却すると発表した。ポーラの強みである中高価格帯や、顧客とじかに接する分野に経営資源を集中させる。
ドラッグストアなどで展開してきた「pdc(ピーディーシー)」(東京)を「山田養蜂場」(岡山県鏡野町)に、テレビ通販などを通じて化粧品を販売してきた「フューチャーラボ」(東京)を「ファーマフーズ」(京都市)に11月以降、株式を譲渡する。
ポーラは「高収益グローバル企業の実現に向け、事業展開を進めている」とし、譲渡の目的を「経営資源を集中し、投資効率をさらに向上させる」と説明している。