NTTドコモが「iモード」ガラケーの出荷、年内で打ち切り 1999年サービス開始、一世を風靡

NTTドコモが販売中のiモード携帯電話。左から「F-07F」「P-01H」「N-01G」(同社提供写真)
NTTドコモが販売中のiモード携帯電話。左から「F-07F」「P-01H」「N-01G」(同社提供写真)【拡大】

 NTTドコモは2日、「iモード」ベースの従来型携帯電話(ガラケー)を年内いっぱいをめどに出荷を終了し、在庫販売だけにとどめると発表した。iモードのサービス自体は当面継続するという。

 ドコモが販売中のガラケーは、独自のネット接続方式によるiモード方式の機種と、スマートフォンと同じ高速通信による「spモード」方式の2種類がある。このうちiモード方式は、携帯端末でのインターネット接続が普及する前の1999年の年初にドコモが独自に開発して提供。スマホ時代を迎えるまで一世を風靡した。

 iモードは携帯電話でネット接続やメールのやり取りができる通信サービスで、9月末時点の契約数は1742万件ある。店頭ではiモードベースのガラケーは「P-01H」「F-07F」など6機種が販売されている。らくらくホンなど一部の機種は当面販売を継続する。