航空機部品などを手掛ける日機装は25日、宮崎市にジェットエンジン用部品を製造する新工場を設立すると発表した。世界的な航空機需要の高まりを受け、生産能力を強化する。2018年3月の操業を目指す。総投資額は21年度末までに170億円を見込む。従業員500人のうち、7~8割を新規雇用にする予定。
同社の炭素繊維強化プラスチックを使ったジェットエンジン逆噴射装置用の部品は、世界の民間航空機市場で独占的なシェアを持っているという。新工場では航空機部品を製造するほか、産業用のポンプシステムの生産設備なども増設する構想だ。