【遊技産業の視点 Weekly View】 (1/2ページ)

2016.11.26 05:00


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 □ホールマーケティングコンサルタント、LOGOSプロジェクト上級研究員・岸本正一

 ■迫る人気機種撤去 次の魅力打ち出せるか

 大型連休となる年末年始。多くの国民が義務的時間から解放されて余暇を楽しむ。パチンコホールも例外ではなく、参加人口が減少したとはいえ普段よりも多くの客でホールがにぎわう。しかし、今回の年末年始に限っては、今後の市場を占う上で極めて重要な期間となる。

 最大の理由は、いわゆる「パチンコ機の撤去回収問題」。年内に撤去回収しなければならない機種の中には、マックスタイプの人気機種も多く含まれている。すでに大勢のプレーヤーが「年内で撤去されるらしい」との情報を得ているようだが、彼らの大部分にはその詳細な理由や経過、あるいは決定事項に関する情報は届いておらず、噂話として捉えているプレーヤーもいる。筆者が懸念するのは、事前情報の理解度にかかわらず、これらの遊技機が撤去されたという事実を目の当たりにしたとき、プレーヤーがどのような実感を抱くかというところにある。マックスタイプが撤去されたという「喪失感」がその後のプレーヤーの遊技参加に、急激なブレーキとして作用する可能性は否定できない。

 つまり、今回の年末年始はパチンコ業界にとって、マックスタイプがなくなった後の市場を占うための重要なテストマーケティング期間となってくる。“センター”が引退したアイドルグループが、すかさず次の“センター”を決定して「推す」ように、パチンコ業界も年末年始を利用して新しい何かを推す努力をしなければならない。

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