KDDI、光回線2位浮上へ ビッグローブとニフティ買収交渉


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 KDDIが、インターネット接続事業者(ISP)のビッグローブとニフティの買収に向けて交渉を進めていることが6日、分かった。2社の買収により、KDDIは光回線契約者数シェアで2位に浮上する。KDDIは共通ポイントによる保険販売やネット通販などの「経済圏」構想を強化しており、ISP買収により顧客基盤の強化を狙う。ビッグローブとニフティは格安スマートフォンも手掛けており、スマホ事業を強化する側面もあるとみられる。

 調査会社のMM総研によると、9月末時点の光回線契約者数はKDDIが約128万4000件で7位。ビッグローブは約245万1000件で4位、ニフティは約93万件で8位となっており、3社合算の契約者数は2位のソフトバンク(約345万3000件)を上回る。

 KDDIは5月の2016年3月期決算記者会見で、田中孝司社長が、今後3年間でM&A(企業の合併・買収)に5000億円を投じる方針や経済圏構想の強化を表明。投資資金は「経済圏最大化とグローバル事業の積極展開に主に使う」と説明していた。

 ISPの老舗のビッグローブとニフティはともに、若い顧客中心のKDDIよりも高い年齢層の顧客基盤を持っており、両社を取り込むことで経済圏を新たな顧客層に広げることができるとKDDIは期待を掛ける。

 また、KDDIにとっては、格安スマホ事業のてこ入れにもつながる。