ヤマハ発動機は7日、富士重工業が来年9月末で生産、販売から撤退することを決めている汎用(はんよう)エンジン事業について、一部の生産技術や米国の販売会社を譲り受ける契約を結んだと発表した。
ヤマハ発動機は汎用エンジンの商品力を強化し、事業の拡大を目指す。
富士重が生産技術を譲渡するのは、大型の発電機や芝刈り機などに搭載される3製品。富士重は2015年度に汎用エンジンを約77万台販売し、譲渡する3製品はそのうち約4万台を占める。
また、ヤマハ発動機は、富士重の子会社である米国の販売会社の株式を全株取得する。
富士重が汎用エンジンから撤退した後は、ヤマハ発動機が米国でのアフターサービスを継続する。