
「楽しみながら認知症予防」。豊丸産業のブースは来場者の高い関心を集めた【拡大】
豊丸産業(名古屋市中村区)は7日から9日までの間、大阪市住之江区・南港のインテックス大阪で開催された「CareTEX(ケアテックス)関西2016」(ブティックス主催)にブースを出展。認知症予防を目的としたレクリエーション機器「トレパチ」と、新たにリリースが決定した「エアロビックトレパチ」を出品した。
同イベントは、介護用品や介護施設向け設備・機器およびサービスが一堂に集まる西日本最大クラスの企業向け展示会。当日は、近畿圏内の企業を中心に九州、東海地区など幅広いエリアから主要企業200社が参加するなか、介護業界関係者をはじめ多くの人々が訪れた。
なお今回、同社ではトレパチの展示を通じて施設への導入促進や、製品のさらなる普及に向けた代理店の募集などを展開。多くの来場者の関心を集めた。
トレパチは、パチンコ遊技機製造で培った同社の技術やノウハウを、もっと社会に役立てることはできないかとの思いから開発をスタート。認知症の予防や進行に歯止めをかけるためには、薬餌療法だけでなく精神面に訴えかける「情動療法」が必要だといわれる背景で、パチンコ遊技において、高齢者が能動的に動き、考え、刺激を受けることで脳を活性化させる事実(研究報告など)に着目した。
同社では、パチンコの音や光、リーチがかかって「当たるかも!?」というドキドキできるゲーム性はまさに情動療法に適した内容と判断。介護施設向けにその要素に特化した工夫を施し、トレパチを作り上げた。