「信頼している情報源」企業公式サイトが新聞、テレビを追う 低いSNSやまとめサイト (1/2ページ)


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 「メディアリテラシーに関する実態調査」をジャストシステムが今月中旬に実施したが、「情報源の総合的な信頼度について」では全国紙とテレビが5割前後と大きな支持を得た。その他の媒体では「企業公式サイト」に対する信頼度が総じて高く、逆に最近DeNAの起こした問題で注目された「キュレーションサイト(まとめサイト)」やソーシャルネットワーク(SNS)は低かった。

 この調査では、各媒体に対して「自分が参考にするかどうか」とともに信頼しているかどうかを聞いた。「情報源の総合的な信頼度について」という設問と、設問のテーマ別について、それぞれ各媒体に対する回答者の考えを聞いた。

 回答パターンは8つあるが、このうち2つは「信頼している」に、他の4つは「参考にする」ものの信頼度は低いという選択肢で、他に「参考にしない」「あてはまるものはない」がある。

 情報源として取り上げられた媒体は、新聞(全国紙)、テレビ(NHKと民放は別扱い)、ラジオ、雑誌のいわゆる「マスコミ4媒体」のほか、企業公式サイト、ニュースサイト、キュレーションサイト、個人ブログ、SNS(実名系と匿名系に分離)、さらに口コミも入れた。

 総合的な信頼度について「信頼している」の2つを合算した値は、50%超がNHKテレビと新聞。40%台が民放テレビと企業公式サイトの2つ。30%台は親しい知人の口コミ、ニュースサイト、ラジオの3つ。20%台が雑誌、キュレーションサイトなど。SNSや個人ブログなどは10%台だった。

NHKや新聞に続く情報源としては、親しい人の口コミとニュースサイト