広島県を中心にパチンコホールやレジャー施設などを運営するプローバグループ(広島市安佐南区)は16日、社員を対象とした「ユニバーサルマナー検定試験」を本社にて実施した。
同検定は日本ユニバーサルマナー協会が主催する障害者や高齢者への接し方を学ぶことを目的とした研修型の検定。2013年の開始から年々受験者は増え、現在、サービス業に携わる人々を中心に約2万人の資格保持者が存在する。プローバグループでは、パチンコホールをはじめ施設の来店者に高齢者が多い実情を鑑み、約2年前より検定の取得を推進。接客のレベルをさらに高め、老若男女問わず誰もが楽しめるアミューズメント施設を実現することで、地域から愛され続ける企業づくりを目指している。なお、社員たちが検定で学んだスキルやノウハウは日頃の業務に生かされており、その的確なサービスは、来店者に評価されつつある。
当日は3級と2級の検定試験を実施。3級は高齢者、障害者への向き合い方や声かけの方法などユニバーサルマナーの基本的な知識を取得した人に与えられる資格。2級は、3級取得者のみ受験可能で、より実践的なコミュニケーションやサポートができることを目指して、70分間の講義を行った後に150分の実技研修を行い、さらに30分の筆記試験で100点中70点以上を獲得すれば合格となる。パチンコホールは、地域のコミュニケーションスポットとして機能するサービス業でもある。同社の取り組みは、そのポテンシャルを示してくれる好例の一つといえるだろう。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)