【スポーツbiz】収入の道広げるプロスイマーの挑戦 (1/3ページ)

2017.1.18 05:00

リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで金メダルを獲得し、笑顔を見せる萩野公介(共同)
リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで金メダルを獲得し、笑顔を見せる萩野公介(共同)【拡大】

 プロ宣言していたリオデジャネイロ五輪競泳400メートル個人メドレーの金メダリスト、萩野公介(22)が近く、タイヤメーカー最大手、ブリヂストンと所属契約を結ぶという。五輪のTOPスポンサーである同社初のプロスポーツ選手となる。

 ◆自らの価値向上へ

 一部報道によるとブリヂストンとは複数年契約、世界新記録達成時のボーナス支給を含めて年間1億円に及ぶ条件だとされる。今春、東洋大を卒業、“社会人”第一歩を記す萩野は同世代の新社会人とは比較にならない金を手にする。

 アマチュア時代も金メダルの報奨金など、成績に応じた報酬を得ていた。今後は、練習こそ今まで通り平井伯昌コーチの指導を受けるが、それ以外は自己責任。合宿費など自己負担である。肖像権を管理している日本水泳連盟や日本オリンピック委員会(JOC)の承認取り付けから始め、自らの商品価値を高めてCM契約やメディア露出を増やし、さらなる収入の道を広げていかなければならない。

 その萩野をバックアップするのが、2004年アテネ、08年北京両五輪で100メートル、200メートルを連覇した北島康介さんだ。

 萩野は昨年10月、北島さんが代表取締役社長を務めるマネジメント会社「IMPRINT(インプリント)」と契約、マネジメント業務を委託した。代理人としてブリヂストンなどの企業に出向いて交渉に当たったのが北島さんだった。

 いうまでもなく、北島さんは日本競泳界初のプロスイマーである。アテネ五輪翌年の05年、日本コカ・コーラと所属契約を結び、CM出演やイベント参加などで収入の道を確保、合宿費や遠征費などに充てて競技に集中してきた。

 その経験を、自身に続く2番目のプロスイマーとなる萩野の今後に生かすことになる。これは萩野にとっても大きなチャレンジだが、同時に経営者である北島さんにとっても飛躍のためのステップとなるだろう。

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