
増収増益の平成28年4~12月期決算を発表するNTTドコモの吉沢和弘社長=27日午後、東京都千代田区【拡大】
携帯電話大手3社の2016年4~12月期連結決算が8日、出そろった。スマートフォンの利用拡大を背景に国内の通信事業が堅調に推移し、ソフトバンクグループ、KDDI(au)、NTTドコモの3社とも最終増益を確保した。
総務省はスマホの「実質0円」での販売など過剰な値引きを禁止し、大手3社への規制を強化してきたが、販売奨励金の削減効果などが逆に利益を押し上げる結果となった。
3社の最終利益は、ソフトバンクが前年同期比約2倍の8574億円。米国の携帯事業が為替の影響で減収となったが、ゲーム子会社の株式売却益が寄与した。
ドコモは19.7%増の5894億円。動画や音楽配信などの通信以外の事業も貢献した。KDDIは15.4%増の4713億円。傘下で格安スマホを手掛けるUQコミュニケーションズの契約数が伸びた。
売上高はソフトバンクが為替の影響で0.3%減となったが、ドコモは2.5%増、KDDIは6.8%増と順調だった。
■携帯3社の2016年4-12月期最終利益
| 事業者 | 最終利益(前年同期比) |
|---|---|
| ソフトバンクグループ | 8574億円(約2倍) |
| NTTドコモ | 5894億円(19.7%増) |
| KDDI | 4713億円(15.4%増) |