経営再建中のシャープは24日、医療・健康事業の一部を分社化し親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業との合弁会社にすると発表した。シャープの医療関連技術を生かして新製品を開発し、鴻海の持つ豊富な販路網を使って海外展開を加速させる。
分社化するのは、空気中の菌を自動計測する微生物センサーやタンパク質分析装置などの分野で、主に病院や研究機関向けに販売している。
シャープは3月1日付で国内外の対象事業を切り出し、持ち株会社と事業会社3社を設立。鴻海子会社が3月31日付で持ち株会社に出資する。出資比率は鴻海側が51.2%を占める。
鴻海グループは病院経営など医療関連事業の展開も進めており、シャープは連携を強化し、新興国など医療・健康分野の成長が著しい新市場を開拓する。
シャープは鴻海出身の戴正呉社長が就任した昨年8月以来、業務の見直しを推進している。これまでに物流や特許管理部門を分社化し、鴻海グループと業務提携している。