
DPCAインストラクターの三木桃子さん=京都市南区東九条のDPCAショールーム【拡大】
□ドローンインストラクター・三木桃子さん
ドローン業界に女性の進出機運が高まっている。裾野拡大の鍵とみられるため業界でも女性の進出を歓迎する声が多い。ドローンを活用するクリエーターで構成し、スクールも運営する一般社団法人ドローン撮影クリエイターズ協会(DPCA、京都市)でインストラクターを務め、空撮専門会社タジマドローンフォトグラフィー(兵庫県香美町)でカメラオペレーターをこなす三木桃子さん(23)も、女性の増加を夢見ている。
「撮影現場でドローン専門のカメラマン、と自己紹介をするのですが、結構、驚かれます。カメラは趣味でしたが、たまたま前の職場の上司が独立したときに、空撮カメラマンにならないか、と誘っていただいたのがきっかけです。ドローンとの出合いもそれが初めてでした。安全に関わることでもあるので、操作は真剣に学びました」
「操作に慣れてから撮影現場に入り始めました。ドローン操作担当、カメラ操作担当の2人一組が作業の基本で私はカメラ担当。地上では不可能な絵が撮れるのが楽しくてすっかりはまっています。今はCMや催事など撮影の依頼も増えています」
「協会(DPCA)が運営するスクールでインストラクターをしています。教えるのはドローンの操作やカメラワーク。初心者の方が上達すると、自分のことのようにうれしいです」
「生徒さんにも女性が増えてきました。インストラクターが女性であることを喜んでくれる方もいらして励みになります。また先日は、地元の産業展でデモンストレーションをしたら、中高生が『すごい、すごい』って集まってくれました。そんな女性や中高生の『将来の夢』になりたいな、って思います。そのためにもっと仕事の数をこなして、社会に役立つ仕事をして、業界を盛り上げたい。将来は女性インストラクターを増やす仕事もしたいです」