廃棄タイルカーペットを再資源化 リファインバース・越智晶社長 (1/2ページ)

2017.3.21 05:00

リファインバース越智晶社長
リファインバース越智晶社長【拡大】

 工場や家庭から出るプラスチックなど石油由来の廃棄物を「都市油田」と捉え、資源としてリサイクルする動きが注目されている。リファインバースは国内で唯一、オフィスの床に使われるタイルカーペットの再生をビジネス化した。越智晶社長は「さまざまな廃棄物から再生資源を生みだし、次世代素材メーカーを目指す」と意気込む。

 --リサイクル方法は

 「オフィスの移転などに伴って廃棄されるタイルカーペットを回収して、独自に開発した技術で再資源化する。表面のナイロン製化学繊維と、塩化ビニールの裏打ち層の異なる素材が組み合わされているため、これまでは再資源化が難しく埋め立て処分されていた。しかし独自の高度な工作機械技術をベースに、塩化ビニールの樹脂層を特殊な刃物で削り取り粉体化させることに成功した。タイルカーペット原料として国内の主要メーカーに供給するほか、一部輸出もしている」

 --どのようなビジネスモデルなのか

 「まず、原材料の調達にあたる回収で廃棄物処理委託費を課金し、再生樹脂をメーカーに販売する。調達と販売の両方で利益を生み出す収益性の高さが特徴だ。調達と販売ともに年率で約10%ずつ成長している」

 --タイルカーペットの市場は

 「国内使用量は年間約3000万平方メートルとされ、当社の再生資源量は年間400万平方メートルなので伸びしろは大きい。少なくとも国内使用量の50%までは成長の余地があるだろう。ニッチな分野なので大手企業にとっては事業化のメリットが乏しい。一方、原材料調達から製造、販売のバリューチェーンの構築は、ベンチャー企業にとってはリスクが大きく新規参入の障壁は高い。カーペットは、ビルのテナントが入れ替わるたびに交換されることが多く、景気に左右されにくい安定した市場を形成している」

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