東京都遊技業協同組合(都遊協、理事長・阿部恭久氏)の組合員をはじめとした遊技業界有志で組織する「島田療育センターを守る会」(守る会、代表世話人・松下恵氏)は3月23日、東京都新宿区の遊技会館で2016年度の報告会を開催した。
小島豊・守る会副代表の司会進行により、冒頭、島田療育センターの山川常雄理事長があいさつ。「現在は社会福祉法人日本心身障害児協会という名称だが、1961年5月の開園以来、島田療育センター(園)の呼び方に思い出多い方が多いと思う」と経緯に触れ、日本初の重症心身障害児(者)施設として、遊技業界有志による「守る会」の支援が42年間という長期にわたり継続されていることに謝意を表した。
また、約20年にわたり「守る会」の代表世話人を務めてきた稲葉憲司氏に代わり、大役のバトンを引き継いだ松下代表は、「今後も皆の善意をお願いするとともに、それを島田療育センターに届けていきたい」と意欲を示しつつ、一層の理解と協力を呼びかけた。
当日は、山川理事長から「守る会」の松下代表に長年の寄付の功労に対し感謝状が授与され、新世話人の紹介後、現在の島田療育センターの状況を紹介するDVD視聴、寄付金報告、活動報告が行われた。
「守る会」の活動に関しては、75年から毎年、業界有志などから募った寄付金を寄贈。2016年度までの計42回の寄付金総額は2億4642万7840円に上るほか、センター恒例の「わいわい祭り」にボランティア有志として参加するなど、物心両面からの支援を続けている。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)