インフォテリア、英企業買収 ソフトウエアのデザイン強化し海外展開を加速 (1/2ページ)

グローバル戦略を加速させるためM&Aを発表するインフォテリアの平野洋一郎社長(右)とディスプレイスのデュサン・ハムリンCEO=東京都千代田区
グローバル戦略を加速させるためM&Aを発表するインフォテリアの平野洋一郎社長(右)とディスプレイスのデュサン・ハムリンCEO=東京都千代田区【拡大】

 ソフトウエア開発を手掛けるインフォテリアは、英デザインコンサルティング会社、ディスプレイス(ロンドン)の全株式を取得し、20日までにM&A(企業の合併・買収)を完了させる。取得金額は700万英ポンド(約9億5000万円)で、取得後5年間ディスプレイスの業績に連動して報酬を支払う。IT業界で機能よりデザイン重視の流れが強くなっていることから、両社のシナジーを生かすことでソフトウエアのデザインを強化し、グローバル戦略を加速させることが狙い。

 買収完了後は、ディスプレイスのデュサン・ハムリン最高経営責任者(CEO)が現職にとどまるとともに、インフォテリアの執行役員グローバル最高執行責任者(COO)に就任する。両社の強みを生かした上で、デザイン志向の次世代ソフトウエアの研究開発を進めるとともに、欧米をはじめとした海外市場の開拓を行う。既に両社はインフォテリアのコンテンツ管理アプリケーション「Tristan(トリスタン)」を共同開発し、機能とデザインをシンプルに使いやすくした「Handbook(ハンドブック)」として英語圏で販売している。

 インフォテリアの平野洋一郎社長は「iPhone(アイフォーン)が初めて世に出たとき、コピー&ペーストもできなかったが世界は熱狂した。ソフトウエアも同様だろう」とデザインの重要性について語る。

 もともとディスプレイスとはソフトウエアのデザインを委託する関係だったが、業務の質が高くインフォテリアのビジネスに理解を示していることから、協議を重ねてM&Aに合意した。

「機能ファーストの時代は終わり、デザインファーストに変わる」

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