国内交通各社が8日まとめたゴールデンウイーク期間(4月28日~5月7日)の利用実績によると、新幹線やJR在来線特急が走る主な線区で、前年同期比9%増の1133万1000人が利用したほか、空の便も国内線で309万3000人と8%増えた。高速道路の主な区間の平均交通量も8%増加した。
長期休暇が取りやすかった後半5連休に利用が集中したほか、天候に恵まれたためとみられる。国際線も63万8000人と7%増え、4月29日の北朝鮮による弾道ミサイル発射の影響はみられなかったという。
昨年3月に開業した北海道新幹線は14%減だった。JR北海道は「開業効果が落ち着いたため」と分析。北陸新幹線はJR東日本の区間で4%、西日本の区間で1%増加した。東北新幹線は9%増、東海道、山陽新幹線はいずれも11%増だった。
熊本地震の影響で昨年、運転本数を減らした九州新幹線は反動で利用客が伸びた。