宅配便大手のヤマト運輸は19日の発送分から配達時間帯の指定サービスを見直す。「正午~午後2時」の枠を廃止し、「午後8~9時」は「午後7~9時」に変える。指定できる区分は、これまでの6から5に減る。
ヤマトで問題になった長時間労働の抑制策の一環。正午~午後2時の廃止には、従業員が昼の休憩をしっかり取れるようにする狙いがある。仕事で帰宅が遅く午後8~9時の枠を活用していた人など、利用者によってはこれまでより荷物を受け取りにくくなる。
このほか19日の発送分から、宅配便の規格より大きい荷物向けの「ヤマト便」を最大6割程度値上げする。荷物の重さと大きさに、上限も新たに設ける。