
「プラシエナスカルプエッセンスクアトロフォーミュラ」。家庭で安心して使えるよう開発した女性向けブランドだ【拡大】
■馬のプラセンタ使い商品化
美容・医療専業の通信販売などを展開するオズ・インターナショナルが、ヘアケア関連商品事業に力を入れている。今月には国産のサラブレッド馬の胎盤から抽出した成分「プラセンタ」を含有するスカルプ(頭皮)ケア商品ブランド「プラシエナ」を立ち上げるとともに、その第1弾商品として頭皮専用トリートメント「プラシエナ スカルプエッセンス クアトロフォーミュラ」を発売した。1980年にヘアサロン向け美容雑貨の輸入販売からスタートした同社は、創業して37年になる今年から自社ブランドで、話題のスカルプケア市場に挑戦する。
新商品の「プラシエナ スカルプエッセンス クアトロフォーミュラ」は、普段から家庭で安心してスカルプケアできるよう開発した女性向けブランド。特に、薄毛が気になる人をターゲットにしている。
商品はサラブレッド由来のプラセンタを国内では最大級となる10%配合。角質層への浸透力を高めるためにナノ化し、独自製法で熟成させた上で使用しているという。
保湿・保護作用で頭皮環境を整える成分「キャピキシル」、女性ホルモンとよく似た性質をもつ成分「エストロゲン・イソフラボン」を豊富に含んでいるほか、肌のハリや弾力、頭髪のツヤとうるおいを与える「プエラリア・ミリフィカ」、頭皮本来の働きを助ける「リンゴ幹細胞」も加えた。
オズ・インターナショナルでは、この商品に続き、年内には「プラシエナ」ブランドのシャンプーやコンディショナーも投入する方針。ラインアップの拡充などを通じ、まずは「プラシエナ」ブランド商品で年間1500万円の売り上げを目指す。
また、同ブランド商品が原料も含め日本製であることを武器に、日本製品の人気が高い中国など、海外市場に向けた輸出も検討。あわせて国内では、定期的に商品を届けるといった販売方法も導入するという。