【現場の風】イオンディライト 中国でファシリティマネジメント拡大


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 ■イオンディライト取締役兼執行役員海外事業担当・四方基之さん(44)

 --中国での事業の状況は

 「2007年に北京に現地法人を設立したが、モノとは違い、サービスのファシリティマネジメントはなかなか理解してもらえない。そこで成功している現地企業を探し、蘇州と武漢を拠点とする2社と合弁提携して事業を進めた。昨年度の中国事業の売上高は約90億円で、黒字となった。5月には上海にも拠点を開業した」

 --新市場を開拓する戦略は

 「ビルメンテナンスだけではなくファシリティに関連するニーズの掘り起こしやコンサルティングなどを一括して提供する『インテグレイテッド・ファシリティ・マネジメント』を展開し、大型商業施設や高級レジデンス、地域再開発、交通・公共インフラ、工場、病院など新たなマーケットに事業を拡大していく。既にイオングループ以外の顧客が約5割を占めている。豊かになった中国では、日本流の『快適にするサービス』が新たなマーケットとなっている。成長を目指す企業にとって、ファシリティマネジメントはビジネス上の必須のフォーマットとなってきている」

 --新たなサービス展開は

 「蘇州のショッピングセンターでは約200カ所にセンサーを取り付けてさまざまなデータを収集している。将来は人工知能(AI)によるデータ活用ビジネスが中国から日本に逆輸入されるかも。ビッグデータを知力に変えたサービスがメンテナンス業を産業に変えていく」

  --中国以外の海外事業の動向は

 「マレーシアとベトナムは売上高がそれぞれ約25億円、約10億円と順調に拡大している。さらに中国での経験や事業ノウハウを生かしタイ、カンボジア、インドネシアなどにも事業展開したい。18年のアセアン経済統合もあり、ますます市場は拡大していくだろう」

                  ◇

【プロフィル】四方基之

 しかた・もとゆき 1996年同社入社。2006年戦略部長、09年国際部長兼ステアリングコミッティ統括部長、12年執行役員中国事業責任者、16年5月から現職。

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