製薬大手4社の2017年4~6月期連結決算が2日、出そろった。主力薬の販売の落ち込みや研究開発費の増加が響き、アステラス製薬やエーザイなど3社は最終利益が前年同期に比べ減少した。
エーザイは抗がん剤や抗てんかん剤が好調で増収だったが、がんなどに関する研究開発費が増えて最終利益は50.3%減の98億円だった。アステラスは、過活動ぼうこう治療剤の販売が振るわず減収となったほか、研究開発費も膨らみ、最終利益は36.2%減の424億円となった。
第一三共の最終利益は4.7%減の291億円。欧米で特許が切れた治療薬の販売が大幅に減り、足を引っ張った。
一方、武田薬品工業は主力の潰瘍性大腸炎の治療薬の販売が伸び、増収増益を確保した。試薬子会社の株式売却益も利益を押し上げた。
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■製薬大手4社の2017年4~6月期連結決算
(売上高/営業利益/最終利益)
武 田 4482(3.3)/1949(27.5)/1447(45.5)
アステラス 3225(▲4.5)/435(▲53.1)/424(▲36.2)
第一三共 2391(▲0.8)/402(▲14.8)/291(▲4.7)
エーザイ 1418(3.6)/151(▲41.4)/98(▲50.3)
※単位は億円。カッコ内は前年同期比増減率%。▲はマイナス。国際会計基準