食品工場向け「滑らない塗り床」 菱熱工業、転倒事故防止に貢献

「MSRフロアー」のサンプルを手にする近藤貢社長=東京都大田区
「MSRフロアー」のサンプルを手にする近藤貢社長=東京都大田区【拡大】

 食品工場向け機械などの製造販売を行う菱熱工業(東京都大田区)は、建材メーカー大手のエービーシー商会(同千代田区)と共同で、食品工場での転倒事故を起こりにくくする塗り床「MSRフロアー」を開発、販売を開始した。初年度30件の導入を目指す。

 菱熱工業は食品工場の新築や改修事業に携わっている。現場では、調理室などの床上にこぼれた水や油に足をとられて従業員が転倒する事故が少なくないため、工場側からは「滑らない塗り床を開発してほしい」との要望が強いのが現状だ。

 従来の防滑仕様の塗り床はけい砂が骨材として使用されていた。しかし、重量が200~300キロのカートが頻繁に通行することなどによって表面が削れ、3~5年のペースで塗り直しを行う必要があった。

 今回開発したMSフロアーは水性硬質ウレタンの表面にセラミックを骨材として混ぜることによって、「滑りを抑制し削れにくくし、清掃しやすいようにした」(近藤貢社長)。一般的な工場の場合、滑り抵抗係数は「0.6~0.7」だが、より滑りにくい「1以上」を実現し大幅に性能が向上した。黒ずみなどの汚れも付着しにくくなり、塗り直しのペースは5、6年へと大幅に伸びた。

 すでに約1年前に試験納入した工場では、年間5件程度発生していた転倒事故が、現在まで起きていない。色はレッド、グリーン、イエロー、オレンジの4色で構成。施工費用は上塗りだけで、1平方メートル当たり1万5000円程度。コンビニエンスストアの食品工場や、スーパーの総菜調理場などに向けて売り込んでいく。

 近藤社長は「われわれのような中小企業からイノベーションを起こしていけば、日本は変わる。今後も食品工場を核に、関連ビジネスを手がけていきたい」と話している。

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