
記者会見で握手する東電エナジーパートナーの川崎敏寛社長(左)とソニーモバイルコミュニケーションズの十時裕樹社長=7日午後、東京都港区【拡大】
東京電力とソニーは7日、外出先から、家族の帰宅や自宅の状況を確かめられる見守りサービスを始めたと発表した。首都圏を中心に全国で展開し、まずは数十万件の契約を目指す。東電の顧客基盤とソニーのネット技術を活用する。
新サービスは「おうちの安心プラン」。家に設置したセンサーで帰宅や外出に加えて、ドアの開閉などを検知してスマートフォンで知らせる。
東電エナジーパートナー(EP)とソニーモバイルコミュニケーションズが提供。7日から受け付け、税抜きで設置費1万8000円のほか、月額利用料3280円などがかかる。
また東電EPは単独で、離れて暮らす高齢の家族向けに安否確認サービス「遠くても安心プラン」を開始した。専用装置でいつ、どのような家電を使ったかが分かる。猛暑なのにエアコンを使用していなかったり、深夜に頻繁に電子レンジを使っていたりと、通常とは異なる場合に知らせる。
設置費1万8000円、月額利用料2980円。
東電とソニーは昨年、家庭向け分野で協力の検討に合意した。東電は電力市場の自由化で競争が激しい中で、新たな収益源にしたい考えだ。