治験・臨床研究のペーパーレス化に一役 アガサ・鎌倉千恵美社長 (1/3ページ)

ハーフマラソンの完走証を持つアガサの鎌倉千恵美社長
ハーフマラソンの完走証を持つアガサの鎌倉千恵美社長【拡大】

  • 東京都内のイベント会場でクライアントらにアガサのクラウドサービスを説明する鎌倉千恵美社長(同社提供)

 パソコンやスマートフォンなどの普及でペーパーレス化が進む中、薬の安全性や有効性を調べる治験や医学の発展のため患者を対象に実施する臨床研究では依然、紙を原本として作成し、保管することが一般的となっている。こうした書類をクラウドサービスで管理し、治験・臨床研究のペーパーレス化の進展の一端を担っているのがアガサだ。

 ◆事務に忙殺

 治験・臨床研究で作成される文書の量は膨大だ。その量は1つの試験で100~500種類、数千~数万件とされ、国内だけでも年間10億枚に達する。試験終了後も、最低3年~数十年の保管が必要とされ、病院などの医療機関は文書の保管スペースの確保に頭を痛めている。さらに、その紙を印刷したり、コピーしたり、製薬会社に送る事務作業なども膨大で、医師や研究者らは日々、研究よりも事務処理に多くの時間を費やしている。アガサの鎌倉千恵美社長は「ITの活用で、事務作業を軽減したい」と力を込める。

 鎌倉社長は大学院を修了後、公務員として働いていた。しかし「決められたことをやるのではなく、新しいサービスを提供するような仕事がしたい」とわずか4年で役人の生活に見切りをつけた。

 独立を強く意識したのは、製薬企業向け文書管理システムを提供する米ネクストドックスの日本支社長として働いていたときだった。文書管理システムを提供するIT企業は複数あった。しかし、システムの導入コストは1000万円以上、年間の運用費用は数百万円以上が必要とされていた。このため、導入できるのは一部の製薬会社に限られた。約3000件とされる国内の病院など医療機関の多くが導入に二の足を踏んでいる現状を目の当たりにした鎌倉社長は「ストレージを活用すれば導入コストは飛躍的に下がる。そうすれば潜在需要を掘り起こせるはずだ」とみていた。

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