ゲリラ豪雨による被害が深刻化するのに伴い、売り上げが伸びているのが文化シヤッターの簡易型止水シート「止めピタ」。軽くて迅速に設置できる点が人気の要因だ。同社は止水事業の強化を重点課題として掲げており、17年度の売上高を前年度比67%増の10億円に引き上げ、20年度は一挙に40億円まで拡大する計画だ。
東京商工会議所が約1500社の中小企業を対象にした調査によると、事業継続計画(BCP)の策定率は3割に達しないなど防災対策への取り組みは十分でない。このため、コンパクト型防災用品市場が活発化する可能性がありそうだ。