旭化成、人工皮革を増産へ新工場棟

 旭化成は7日、人工皮革「ラムース」を増産するため、宮崎県延岡市の工場内に新工場棟を建設すると発表した。投資額は数十億円で、9月中に着工し、2019年9月までに生産開始する。増強により、生産能力は従来の1.5倍となる900万平方メートルに拡大する。ラムースは3層構造をしたスエード調の人工皮革で、上質な肌触りやデザイン性の高さに加え、環境特性にも優れているのが特徴。自動車の内装用に需要が拡大しているため増産を決めた。