【家電Watch】フィリップス、ヘルスケアプロセスなど紹介 (1/3ページ)

IPL脱毛用機器ルメア・プレステージ
IPL脱毛用機器ルメア・プレステージ【拡大】

  • 持ち運び可能でコンパクトな充電式の吸入器(メッシュ式ネブライザ)
  • 睡眠時無呼吸症候群の治療機器「ドリームファミリー」
  • ルメア・プレステージ用のアプリで、どこの部位を脱毛するかを選択する
  • 赤ちゃんの成長を総合的に管理できるアプリ「uグロー」
  • uグローとの連携機器。左からベビーモニター、体温計、今後発売予定の哺乳瓶。計量機能が搭載されており、赤ちゃんが何時にどれくらいの量のミルクを飲んだかを管理できる
  • プレゼンテーションするフィリップスのヘルス&ウェルネスビジネス部門のトップ、EgbertvanAcht氏

 ■アプリ連動で生活向上

 蘭フィリップスは、1~6日に独ベルリンで行われた世界的な家電の展示会「IFA2017」で今後の方向性を発表、主要な製品も併せて紹介した。同社ヘルス&ウェルネスビジネス部門のトップを務めるEgbert van Acht氏は、ビジネスの具体的な目標として「2025年までに年間30億人の人々の生活を向上させること」を掲げ、それを実現するための同社の取り組みとして“ヘルスケアプロセス”を紹介した。

 ◆医師と情報シェア

 これは「健康な生活」「予防」「診断」「治療」「ホームケア」を一連のプロセスとして、統合的な医療、リアルタイム分析および付加価値サービスを通じて、人々の健康と効率性を改善するというもの。また具体的な製品として、睡眠時無呼吸症候群の治療機器「ドリームファミリー」をはじめとするより専門的な機器、赤ちゃんの成長をアプリで統合的に管理する「u Grow(uグロー)」、アプリと連動して最適な室内環境に導く「空気清浄機2000i」、正しい歯の磨き方をガイドする電動歯ブラシ「ソニッケアー ダイアモンドクリーン スマート」、特殊な光を用いて行う脱毛機器「Lumea Prestige(ルメア・プレステージ)」の5つを紹介した。

 いずれもアプリと連動して使うことが可能で、医療機器や電動歯ブラシにおいては、その情報を医師とシェアできるという。「よりダイレクトで先進的なヘルスケアが可能」(Acht氏)としている。

 赤ちゃんの成長を総合的に管理できるアプリのuグローは、ベビーモニターや体温計などさまざまな機器と連携する。温湿度計も兼ねたベビーモニターでは、日常的に赤ちゃんの様子を見られるだけでなく、いつ泣いたか、いつ寝たかなどを検知、アプリで管理できる。ベビーモニターはアマゾン・コムの音声認識技術「Alexa(アレクサ)」との連携にも対応する。

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