
PB機について説明する佐藤公治取締役(左)と早川大悟PB機開発リーダー【拡大】
この10月から「CRAぴかパチDS1」という名称のパチンコ機がダイナム(東京都荒川区)のグループ各店舗に導入されつつある。同機は、遊技機メーカーの豊丸産業とダイナムが共同で企画・開発したプライベートブランド(PB)機だ。
ダイナムでは「パチンコを誰もが気軽に楽しめる日常の娯楽として提供すること」を目指すなか、その手段の1つとして、2006年より同社が保有する膨大な遊技データをもとに、メーカー企業と協同で遊技機の開発を進めている。
同社が目指すPB機は、少額投資でパチンコ本来の楽しさを体験でき、結果として長く楽しめることを目的に開発。特徴として「1円パチンコで、1日2000~3000円の少額投資で気軽に遊べること」「シンプルで分かりやすい演出・ゲーム性により、初心者にも親しみやすく、飽きずに何度でも楽しめること」などが挙げられる。なお、このPB機には、完全オリジナルPB機と、ナショナルブランド機をダイナム用にアレンジしたPB機の2種類があり、2006年11月の初導入から今年9月までで、トータル59機種、4万7703台を導入した。
「スタートから11年目を迎える今年、店舗内にPB機だけのコーナーを完成させるべく、ここから3年間、さらなる注力を決めた」と、ダイナム取締役営業統括部営業戦略室室長・佐藤公治氏。今後もタッグを組むメーカー数を増やしつつ、継続展開していく計画にある。