人気の携帯ゲームで海賊版ソフトが遊べる「マジコン」に対し、文化庁が罰則付きで製造・販売を規制する著作権法の改正案を今年度中にまとめる。だが、ユーザーは「だれもが持っているので規制しても意味がない」、専門家も「今は主に中国サイトがデータの発信源となっている」と指摘。海賊版ソフトが野放しの中国が対策に乗り出さない限り、日本のゲームメーカーは“搾取”され続けることになりそうだ。(夕刊フジ)
マジコンはインターネットの通販のほか、東京・秋葉原や大阪・日本橋の電気街にある裏モノ系ショップで2000~4000円程度で販売されている。ネット上で海賊版ソフトを無料でダウンロードし、ゲームのデータをミニSDカードにコピーして、マジコンに装着。マジコンをニンテンドーDSに差し込むと、ゲームを楽しむことができるという仕組みだ。
国内では昨年2月に東京地裁が不正競争防止法をもとにマジコンの販売業者に対し、輸入・販売の禁止を命じた。