【衝撃事件の核心】
神戸大(神戸市)の文学部2年の男子学生(19)がテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市)で迷惑行為を繰り返した問題は、同志社大(京都市)や関西外国大(大阪府枚方市)の学生らも加担したことが発覚し、世間を騒がせた。
一連の行為が発覚したきっかけは、いずれもインターネット上での“悪さ自慢”だった。ネットでの「炎上」がリアルに飛び火した格好で、ネットでのウケ狙いのために現実世界で蛮行に走ったともみてとれる。最高学府のそれも有名大学の学生がやることとは思えない行動だが、学生たちの無軌道ぶりはネットにあふれている。
「アトラクションで手首折った」と虚偽投稿
「乗り物から乗り出したら柱にあたって手首を折った」「アトラクションが運休した」-。今年3月、ネット上のサイトに骨折した手首を撮影したレントゲン写真とともにこんな文言が掲載された。
このアトラクションはUSJに新設されたばかりで人気だっただけに、ネットユーザーが「非常識だ」「乗るのを楽しみにしている客もいるのに」などと猛反発。この投稿は別のサイトへと転載され、瞬く間に「炎上」する騒ぎとなった。