任天堂の前社長、山内溥氏死去 「ファミコン」などで世界的ゲーム企業に育てる (1/2ページ)

2013.9.19 18:49

山内溥氏=平成14(2002)年、京都市南区の任天堂本社(浜坂達朗撮影)

山内溥氏=平成14(2002)年、京都市南区の任天堂本社(浜坂達朗撮影)【拡大】

 任天堂を世界的なテレビゲームメーカーに押し上げた前社長で、相談役の山内溥(やまうち・ひろし)氏が19日、死去した。85歳。京都市出身。通夜は21日午後6時、葬儀・告別式は22日午後1時、京都市南区上鳥羽鉾立町11の1、任天堂本社で。喪主は長男、克仁(かつひと)氏。

 早大在学中の昭和24年、先代社長で祖父の積良氏が病に倒れたことを受け、22歳で社長に就任。平成14年に取締役相談役に退くまで半世紀余り、社長を務めた。

 昭和58年に家庭用テレビゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売。ファミコンの愛称で親しまれ、日本中にブームを巻き起こした。ファミコンの後も携帯型ゲーム「ゲームボーイ」など新商品を次々開発。それまで花札、カードゲームのメーカーだった任天堂を世界的なゲームメーカーに育て上げた。

溥氏まで3代続けて創業家出身者が社長を務めたが…

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