【冷凍食品に農薬】群馬県警刑事部長「動機わからない」

　冷凍食品農薬混入事件で、群馬県警の小倉正美刑事部長は２５日夜、県警本部で記者会見し、阿部利樹容疑者（４９）の逮捕を発表した。主なやりとりは次の通り。

　－－どういう業務についていたか

　「平成１７年１０月１日以降、この工場に勤務。ピザ製造ラインでピザ生地の生成・焼成を担当していた。包装室には入れないことはないが勤務としては入らない。これからの捜査でどう混入したか解明していく」

　－－認否は

　「『覚えていない』と否認」

　－－端緒は

　「工場を実況見分し、工場関係者から聞き取りを継続、冷凍食品の鑑定をしたところ、阿部容疑者が浮上した。１４日以降、所在不明となり、各警察署で手配していたところ、昨日（２４日）、埼玉県下で発見・保護し（群馬県警）太田署に任意同行した」

　－－動機は

　「覚えてないので、動機はわからない」

　－－薬の入手先は

　「店も捜査したが、商品の特定には至っていない」

　－－製造日時と勤務日は一致？

　「矛盾はない」

　－－１４日以降の行動は

　「全くわからない。１４日は夕方まで勤務していたが、その後、一切判明してない」

　－－任意で事情を聴いたのは

　「１４日以前。１４日に聴いて、いなくなったわけではない」