■日本の洋上風力技術が世界をリード
昨年11月、福島県楢葉町沖20キロで洋上風力発電の実証運転が始まった。海に浮かぶ浮体式で、発電出力は2000キロワット。世界で初めて洋上に変電設備を併設した。2014年度には世界最大の1基7000キロワットの風車2基が増設され、ウインドファームを形成する。経済産業省と福島県の委託を受け東大と、丸紅や三井造船など民間企業11社が参画する国家プロジェクトだ。この計画の技術アドバイザーを務める東大大学院の石原孟教授は「オールジャパンで取り組めば、洋上風力の技術は世界をリードできる」と強調する。
--福島沖の風力発電はいつから計画されていたのか
「関東エリアで10年ほど前から風況調査をしており、特に太平洋岸はいい風が吹くことが分かった。これとは別に東京電力も管内の沿岸でシミュレーションしていたが、その中で福島沖は沿岸から50キロまで水深が200メートル以下と浅く、日本にあまりない遠浅のため、洋上風力の適地であることが分かった」