昨年暮れに東京で開かれた展示会で披露された降車ボタンの数々【拡大】
バスの降車ボタンを集めた「『つぎとまります』バス降車ボタン展示会」が8、9の両日、大阪市北区の紀伊国屋書店グランフロント大阪店で開かれる。降車ボタンはバスのワンマン化とともに普及し、乗客が降りる際に押す。色や形もさまざまな約100点を展示する。
バス降車ボタン収集家の石田岳士さんが約30年かけ全国各地で収集したコレクションで、昨年暮れの東京に続く開催。石田さんによると、降車ボタンつきワンマンバスは昭和26年に大阪で誕生。押すとランプが光るボタンも日本で生まれ、昭和30年代後半に登場した。ランプの色は現在、紫色が主流で、緑色やオレンジ、淡く輝く黄色も。形も四角や楕円形、横長などさまざまで、その中央部に実際に指がふれる部分があり、やや出っ張っている。
石田さんによると、バリアフリーが意識されるようになったここ10年ほどは、通路や壁、窓など、設置場所によって形が変化。たとえば、通路側では混雑時に乗客が誤って押さないように、この出っ張りをなくしている。