「やまぐち幕末ＩＳＨＩＮ祭」で県をＰＲ　山口県が観光キャンペーン開始 (1/3ページ)

　山口県知事の村岡嗣政氏は１２日都内で、２０１８年に明治維新１５０年迎えることから今後５年間、官民一体の観光キャンペーンを展開すると発表した。幕末維新をテーマに観光客の増大を目指す。また大河ドラマ『花燃ゆ』のヒロイン文と兄・吉田松陰の父親役を演じる俳優の長塚京三さんも出席。快調に進む撮影の話で会場を盛り上げた。

■「美食王国やまぐち」の魅力も発信

　発表会場となった東京・文京区のホテル椿山荘東京は、山口県出身で松下村塾生だった山縣有朋の邸宅があった場所。県ゆかりの地で行われたキャンペーン発表会で、知事は来年の大河ドラマの放送と明治維新１５０年を「山口県の魅力を全国に発信する絶好のチャンス」と述べた。

　さらに「やまぐち幕末ＩＳＨＩＮ祭」の内容として、「大河ドラマとのタイアップ」「美食王国やまぐちの取り組み」「世界遺産登録やジオパークの認定」を掲げ解説をした。

　ＮＨＫ大河ドラマ『花燃ゆ』は吉田松陰の妹、文の生涯を描いたストーリーで来年１月４日（日）から放送が開始される。ドラマの舞台、萩市と防府市では１月１１日（日）から１年間、大河ドラマ館を開館する。また４月１８日（土）からは大河ドラマ特別展が、山口県立萩美術館で開催されることになっている。これらの情報は「やまぐち幕末ＩＳＨＩＮ祭」のサイトで提供される。