≪研究/技術開発≫
■新フォントで見やすさ追求 UD配慮のカレンダー考案
〈東京電機大学〉
人間工学・メディア情報学を専門とする矢口博之准教授は、文字の読みやすさに関する研究成果を生かしたユニバーサルデザイン(UD)のカレンダー「みんなのカレンダー」を考案した。
矢口准教授のプロジェクトチームは、もっとも見やすいフォント(文字のデザイン)にこだわり、科学的に見やすさを実証したUDフォント「みんなの文字」を基本に、カレンダー専用の数字フォントを一から制作した。
制作過程では、老眼や白内障など目の不自由な方に参加してもらい実験を重ねた。認知科学を応用し色だけに頼らないかたち上の工夫も加えた。
大学では、「みんなのカレンダー2015年度版」を東京・足立区内29カ所の高齢者施設に寄贈した。一般向けとしては、カレンダー大手の新日本カレンダー(大阪市東成区)が発売した。
■「健康・快適」キーワードに建築物の環境設計など考察
〈大阪工業大学〉
工学部建築学科の建築環境系研究室の主な研究内容に、生活行為で発生する熱・水分利用による室内温・湿度環境制御法、シックハウス症候群を誘発しない伝統的建材の効果的利用法、結露防止設計法などがある。また、空気環境と熱環境に関するシミュレーションを通じて、都市の熱環境設計や建物の断熱計画、自然エネルギー利用の省エネ設計法についても考察している。