【生かせ!知財ビジネス】夢は伊勢志摩サミットで土壌微生物メロディー公開 (1/2ページ)

2015.9.5 05:00

「世界土壌微生物オリンピック」について説明する横山和成氏=3日、東京・京橋のイトーキ東京イノベーションセンターSYNQAで

「世界土壌微生物オリンピック」について説明する横山和成氏=3日、東京・京橋のイトーキ東京イノベーションセンターSYNQAで【拡大】

 「2016年の伊勢志摩サミットで各国首脳に伊勢神宮の御神田(おみた)に棲(す)む土壌微生物群の奏でるメロディーを聴いてもらえたら、どんなに素晴らしいか。この夢をぜひ実現したい」と語るのは、音楽・情報教育などで知られる尚美学園大学尚美総合芸術センター(埼玉県川越市)の横山和成副センター長だ。

 横山氏は国の機関で30年余り農業生物学と情報利用分野の研究をしていたが今春、同校へ転職。デジタル音響工学の専門家である同センターの漢那拓也氏との共同研究によって、100種類以上の土壌微生物が活動した情報を時系列でデジタル化してコンピューターに取り込み、それらの特徴を抽出して自動的にメロディーを形成するシステムを発明した。既に特許も出願している。

 伊勢神宮内で使用する食材は、神宮の中で賄うのが基本とされる。御神田とは稲作用の農地のことだ。横山氏は「おそらく日本で最も長く利用され、農薬などの影響もなく自然のまま受け継がれてきた農地である。神聖なる場所柄だけに大変に難しいことだが、土壌サンプル提供に関する協力のお願いを伊勢神宮や鈴木英敬三重県知事などにしているところだ」と話す。

 実験では土壌が豊かなほどメロディーは荘厳になった。大学側では伊勢神宮の土壌データから形成されたメロディーを基にシンフォニーを作る準備もしている。

 今後予想される世界的な食糧危機を回避するための鍵は農地の質、つまり土壌微生物の状態にある。横山氏が伊勢志摩サミットと伊勢神宮の土壌微生物が奏でるメロディーの組み合わせを思いついたのは、各国首脳に土壌保護・育成の大切さを心から感じてほしいからだ。

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